2014年07月03日

私的RSRガイドVol.2 〜移動と前泊編〜

前回のVol.1〜チケット購入編〜に引き続き、今回は「移動」と「前泊」について書いてみたいと思います。

僕が東京に住んでおり、かつ毎回前日入りしていますので、「移動」については、「東京〜北海道」、「前泊」については前日に僕が泊まっている場所(選び方)を中心に紹介しようと思っています。


■北海道までのアクセスについて

RSRは北海道の石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージで行われますが、この遠さが参加に対する高いハードルになっている部分は大きいと思います。実際、このハードルを越えてしまえば、北海道は石狩平野の美しい景色に囲まれて、最高な音楽が鳴り響く「非日常」に浸れるわけですが、お金や時間も含め、最初にして最大(?)の壁とも言えるわけです。

北海道に上陸するための手段としては、以下3つが考えられます。
@電車(陸路)で行く
Aフェリー(海路)で行く
B飛行機(空路)で行く

@電車(陸路)で行く

「時間はある、でもお金は厳しい!」という人向けコースです。

北海道&東日本パス(普通列車限定)

(JR北海道線、JR東日本線、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、北越急行線及び富士急行線の普通列車 ※快速含む)
連続する7日間乗り降り自由 : ¥10,290 
所要時間 : 最短約24時間

原則、普通列車にしか乗ることができませんが(急行に乗る場合は別途急行券を購入すれば利用可能)、北海道まで格安での往復が可能ですが、最短でも24時間かかりますし、フェス前に著しく体力を奪われる事になるのであまりオススメはできません。。。。


Aフェリー(海路)で行く

さんふらわあ (商船三井フェリー)

茨城県の大洗港から北海道の苫小牧港に入るコースです。

大洗→苫小牧 : 最安値 ¥14,910(エコノミールームでの移動)
苫小牧→大洗 : 最安値 ¥14,910(同上)
所要時間 : 約18時間(運航時間)
発売期間 : 乗船2ヶ月前の同日午前9時から

東京から大洗、苫小牧から札幌までの移動も考えなければなりませんが、価格が魅力的かつフェリーに乗っている間は横になる事ができるので移動費を節約したい、かつ休みたい人には検討すべき手段のひとつです。
バイクや車でも乗れるので、北海道での移動手段に自家用車を検討している人には一番良いプランですね。
ただ、休めると言っても移動時間がなかなか長く、正直辛い所があります。


B飛行機(空路)で行く

ということでかなり時間的にかなり現実的な手段がこの飛行機です。
僕自身もこの手段を一番オススメしています。

飛行機を使う場合、ある程度自分のスケジュールに合わせて東京を出発でき、約2時間で新千歳空港につけてしまうのはとても魅力的ですがやはり飛行機チケットの高さが頭を悩ませます。

ということで、LCCであるJetstarを利用する人が多いようです。

8月14日(木):約¥15,000
8月17日(日):約¥25,000

およそ¥40,000前後で往復が可能です。ただJetstarの場合、成田空港まで行く必要がありますし、LCCだけあって座席が狭いです。また、トランク1つと手荷物1つ以外は追加料金がかかってしまうのでキャンプを行う人の場合、さらに費用がかかる可能性があります(RSR現地に荷物を送る事ができますが、とはいえ着替え等は持参すると思うので荷物は多くなります)。

そこで、僕が毎回行っている方法を紹介したいと思います。それは、ANAの株主優待券を使用して羽田空港−新千歳空港間を往復することです。

羽田空港→新千歳空港 8/14(木):¥20,240(通常:¥40,190)
新千歳空港→羽田空港 8/17(日):¥20,240(通常:¥40,190)

ANAでは株主優待券を使用すると通常価格の50%でチケットを購入する事ができます。今のところ、今年は往復で約¥40,000で往復ができるみたいです(Jet Starとほぼ一緒!)。

ただ、多くの人が「いや、僕(私)株主じゃないし」と思われていると思います。かくいう僕も株主ではありません。じゃあどうしているのか。「金券ショップ」で購入しています。金券ショップに行くとほぼ間違いなくANAの株主優待券が売っています。年間通じて多少価格の上下はありますが、大体1枚¥4,000くらいです。なので2枚購入した場合¥8,000。飛行機チケットと合わせると約¥50,000とJet Starより¥10,000程高くなりますが、アクセスが良い羽田空港を利用でき、荷物制限がない状態で乗れるというのは魅力的です。そしてなにより体力を使い切った帰り便は広い座席のANAはとても助かります。ということで、僕は毎回この方法で北海道に入っています(帰りはお土産も多くなりますしね)


■前泊について

RSRの初日15日(金)は15時からライブスタートですが、実際テントを張ったり食事をしたりを考えると、スケジュールの都合がつく限り前日の木曜日には北海道に入っておきたいところです(上記「移動」のスケジュールも前日入り前提になっています)。

となると、前日の宿泊場所という問題が出てくる訳です。僕はエリアとしては札幌市営地下鉄「豊水すすきの駅」周辺をオススメします。理由は以下の通りです。

@会場最寄り駅の地下鉄南北線「麻生駅」まで20分程度
 ※豊水すすきの駅から歩いて5分程度の「すすきの駅」を利用
Aビジネスホテルを中心に宿泊施設が多い
 ※8月14日は一泊¥7,000〜8,000前後
B札幌イチの繁華街「すすきの」が近いため飲み屋が多く、北海道の幸を堪能できる
 ※すすきのの中心地からは離れているため比較的静かであることも魅力の一つ

ちなみに、僕はRSR当日に会場で友人と合流するため、前泊はぼっちであることがほとんどです。僕はぼっちがとても苦手なうえ(笑)、明日から始まるフェスの話題を誰かと共有しながらお酒でも飲みたい、という気持ちが強いため、必ずゲストハウスに泊まるようにしています。

その中でも予約が取れる限り、必ず泊まるようにしているのがTIME PEACE APARTMENTです。豊水すすきの駅から徒歩5分程度でアクセスがよく、なによりマスターが気さくでとても和みます。また、ゲストハウス形式なので複数名の相部屋になります(1人につきベッド1つがプライベートスペースとして与えられます)が、一階にはラウンジがあり他の宿泊者と交流することができます。ちなみにRSR前日は宿泊者全員がほぼRSR参加者で、ぼっちの人も多く、大体ラウンジで意気投合し、そのままみんなで飲みにいくというケースがほとんどになります(笑)僕は大体毎年ここで仲間を作り、翌日以降も会場で一緒にお酒を飲んだりしていますし、東京に戻った後も交流が続いている大事な友達も多くできています。一人で寂しいこともなく、明日から始まるフェスと音楽の話で寝るのを忘れるくらい盛り上がれる、そんな素敵な夜を過ごす事ができるのでオススメです!


ということで、今回は移動と前泊について書きましたが、次回は装備について書きたいと思います。
posted by Ai_Tkgk at 00:08| Comment(0) | フェス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月02日

私的RSRガイドVol.1 〜チケット購入編〜

突然ですが、僕は野外フェスティバルが大好きです。

00年にROCK IN JAPAN Fes.2000とAIR JAM 2000に行って以来、その魅力に取りつかれ、年間5本(多い時は10本近く)フェスに足を運びます。
※フェス好きが高じて、昨年までFestival Lifeというサイトでライターも担当していました。

ここ数ヶ月、大学生や社会人2〜3年目くらいの若い友人達から、「RISING SUN ROCK FESTIVAL(以下、RSR)に行こうと思うんですが装備等含め色々アドバイス下さい!」という嬉しい連絡をもらうことが多くなり、「せっかくだからブログに纏めてしまったら、誰かの役に立つかも!」と思い立ちました。

過去数回参加している中の経験に基づいた、ごくごく「私的」なガイドになるので、万人に当てはまるものではありません。が、一部でもどなたかの役に立てれば幸いです。

※ちなみに僕は今年、FUJI ROCK FESTIVAL(以下、FRF)に参加予定のため、RSRは不参加。。。。さすがに同じ年にRSRとFRFの2本同時参加は厳しいです。。。(涙)


■RSRとは

RISING SUN ROCK FESTIVAL(以下、RSR)は、日本初の本格的オールナイト野外ロックフェスティバルとして'99年に初めて開催されました。 豊かな自然に囲まれた広大な敷地内で、存分にロックを、音楽を体感することができたら──そんな理想を掲げ、何もかも手探り状態のままでスタートしたRSRも、16回目を迎えます。(公式HPより抜粋)

僕の中でRSRは「邦楽オンリー野外フェスのパイオニア」というイメージです。翌年の00年にスタートしたROCK IN JAPAN FESTIVALと共に「日本4大フェス」のひとつとして日本の野外フェスカルチャーを支え続けています。

個人的には99年のbloodthirsty butchers伝説のアクトをブラウン管越しに見て以来、ずっと憧れていた野外フェスでした。

そしてやはりRSRといえば、真のヘッドライナーとも称される「朝日」の存在が欠かせません。一晩中音楽に浸った後に輝く朝日の光が何とも言えない美しさで、これを見る為に石狩に多くの人が集っているのだと思います。

・・・・・と、RSRの魅力を語り始めるといつまでたっても本題に入れなそうなので、紹介はここまでに留めておこうと思います(笑)


■チケット購入について

RSRは「日本4大フェス」のひとつと言われるだけあり、ローソンチケット、ぴあ、e+と大手のサイトであればほぼチケット購入が可能です。が、僕は必ず岩盤の先行予約(4月上旬〜5月中旬)で購入しています。理由は以下の通りです。

@リストバンド形態で届く
⇒チケットをリストバンドへ引換えるために並ぶ必要がありません。RSRではテント泊の場合、チケット購入時点でエリア(ex.エゾシカ、エビ)は決まっているものの、エリア内のどこにテントを張るかは会場内にある受付所で申し込むため早い者勝ちになります。そのため、いい場所を取るためには早めに入場することが重要になってくるわけです。

A「まいど割り」で安く買える
⇒この期間に購入すると、通常1枚18,500円のチケットが2,000円引きの16,500円で買うことができます。この時期はまだラインナップがほとんど発表されていないので、この時点でチケットを買う人は常連に違いない!ということでの「まいど(ありがとうございます)」割りですね(笑)。でも、確実に参加するならこの時期に買ったほうがお得です。

B特製パスケースがもらえる
⇒チケット1枚につき1つもらうことができます。肩から斜めがけできるロゴ入りのポーチタイプのもので、サイフ、携帯、タイムテーブル表くらいは簡単に収納できます。また外側についているポケットの表面が透明になっているので、その部分にRSR名物・缶バッチ(別途紹介予定)を入れて見せる人も多いみたいです。ちなみにこのパスケース、昨年はBEAMSとのコラボになっていました。


■ホテル泊?テント泊??

宿を取るか、会場でのキャンプ(テント泊)かのどちらがいいかについてですが、僕は断然キャンプをお勧めします(実際、僕も必ずテント泊です)

RSRの会場である石狩湾新港樽川ふ頭は起伏の少ない平野、かつ北海道ということもありそれほど気温が高くないことからキャンプ自体のハードルが高くありません(RSRはキャンプインフェスデビューには最適と言われていたりします)。なにより真夜中の満天の星空や燃えるような朝日など、北海道ならではの大自然を体感することができることもRSRの大きな魅力のひとつだと思うからです。なので、ここから先は会場でのキャンプを前提に書き進めます。(もちろん体力温存に重きを置くならホテル泊もありだと思います。会場までのアクセスもそう悪くない札幌〜すすきの周辺は比較的安く泊まれる場所もあります。結局は財布と相談ですね 笑)

■HEAVEN'SとFOREST

会場MAPチケットページを見てみると、キャンプサイトは「HEAVEN'S TENT SITE(以下、ヘブン)」と「FOREST TENT SITE(以下、フォレスト)」の2種類あることが分かります。

ヘブンの場合、チケットを購入するとエリアが割り当てられます(エビ、ヒグマ、エゾシカ等北海道にちなんだ動物達の名前がつけられています)。しかしエリア内でどこにテントを張っても良い訳ではないので注意が必要です。各エリア内は区画毎に分けられており、会場内にあるテントサイト受付所でどの区画にテントを張るのか予約をすることになります。ちなみにこの予約は早いもの勝ちなので、良い場所(ex.見つけやすい通路側)を取るためには早く受付所に行く事が重要です(ゆえに岩盤であらかじめリストバンドを購入しておくと便利)。ちなみにフォレストはエリア分けはされていませんが区画分けはあるのでこちらも早い者勝ちとなります。では、ヘブンとフォレストで迷った場合、どちらがいいのでしょうか。

1スペース分の大きさを見ると「ヘブン=4m×3m」「フォレスト=4m×6m」とフォレストの方が広く断然お得にも思えます。実際、広さでいったらフォレストの方がいいです。ただし、僕はRSRデビューやキャンプインフェス玄人でない場合、基本的にヘブンをお薦めしています。理由は以下の通りです。

@明るさ
フォレストは夜になると灯がほとんどなく真っ暗になります。サイト内に所々ライトが置いてある程度なので、しっかりとしたキャンプグッズを持っていないと足下すら見れず夜中に出歩くのが困難です。一方、ヘブンはメインステージであるSUN STAGEがあり、かつ周囲をフードエリアに囲まれているため真夜中でも小さな懐中電灯一個あればそれなりに動き回れる程度の明るさがあります(もちろん、フォレストの方が圧倒的に星空はきれいですよ)

A環境
まずトイレの数が違います。SUN STAGEやフードエリアが近いヘブンはトイレ設置エリアが多く、かつエリア内の数も多いのですが、それと比較するとフォレストは圧倒的に少ない(たしかエリアも1、2カ所程度)ので、比較的並ぶ可能性が高くなります。また、食事についても同様です。ヘブンは周囲をフードエリアに囲まれているため、夜食から酒のつまみ、朝食までほぼオールタイムでなんらかの食べ物にはありつけますが、フォレストには3店舗程度しかないため、自炊する必要性がでてきます。キャンプ玄人で調理器具を持っている人ならフォレストでも十分楽しめますが、ワンバーナー程度の装備で複数名となると食事は若干苦しい所があるかと思います。

ちなみに、僕の楽しみ方として、ヘブンでエリアが決まった時点で一緒に行く友人達と同じエリアでチケットを揃えます(Twitterで交換呼びかけをすると結構集められます)。その上で当日、区画取りの時に隣接してとってしまい、それらを一つの区画として内部でレイアウトを考えつつテントを張ります。例えば、4組で行く場合、縦2横2で押さえると、「8m×6m」の長方形になるので中央にテーブルやイス、BBQセットを設置し、その周囲を円状にテントで囲む「村」みたいなものを作ってしまう訳です。テントとテントをタルチョで結んだりすると見た目も華やかでいい感じになります。



ということで今回は、今更ながらのチケット購入編を書きました。今後は、「移動(北海道まで&会場まで)・前日入りの宿泊について編」「MY装備編」「その他プチ情報編」を書く予定です。特に「移動(北海道まで&会場まで)・前日入りの宿泊について編」は早めの方が良いと思うので頑張ります(笑)
posted by Ai_Tkgk at 00:32| Comment(4) | フェス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月18日

RECORD STORE DAYに参加してみて vol.2

前回の更新(Vol.1)から日があいてしまいましたが、その間にRECORD STORE DAY(以下、RSD)の在り方について議論が巻き起こっていたこともあり、後編では僕自身の考えも書いてみようと思います。

まずは前回の予告通り、僕のRSD2014についてから。

■RSD 2014、MY購入商品リスト

<邦楽>
@ATATA「2 SONGS EP」
ACHABE/KONCOS「KEEP IN TOUCH/てとてとめとめ」
BCUBISMO GRAFICO FIVE/YUKARI FRESH「EASY LOVE BABY,If You Love Something,Set It Free」
C五味岳久 & 五味拓人(from LOSTAGE)/ Ropes「パノラマ/こどもたち」
D坂本慎太郎 / Mayer Hawthorne「Wine Glass Woman /In a Phantom Mood」
Ethe chef cooks me「ハローアンセム」
FQUATTRO「15D」
GGotch「Can’t Be Forever Young」

<洋楽>
HOASIA「supersonic」
IHAIM「forever」

改めて振り返ってみると洋楽邦楽あわせて10タイトルも購入してたんですね。
もちろん全て当日(4/19)に全て購入できたわけではありませんでした。


■僕のRSD 2014



昼間にどうしても外せない用事があり、午後になってようやく動き始めました。

RSD 2014で一番狙っていたのが大好きなバンド・ATATAの7インチ。全体でも500枚しかないうえに翌週から始まるレコ発ツアーでの販売がメインとなることからRSD当日に店頭に並ぶ枚数が非常に少ないとの情報があったため、朝から動ける友達に頼んでおいたのですが、結局友達もゲットできず(東京の取り扱い店は午前の早いうちにほぼ売り切れてしまった模様)

ただ、結果的に販売元の大阪・FLAKE RECORDSに行っていた友人がその状況を聞きつけ、購入してくれることになりました。ちなみに他にもThe Chef Cooks Meも全く見つけられず、当日夜に渋谷タワレコに追加されたものを友達に購入してもらいました。

ということでRSDに僕が立ち寄ったお店一覧です。

<新宿>
TOWER RECOEDS新宿店
DISK UNION新宿本館
DISK UNION新宿PUNK MARKET
<下北沢>
JET SET下北沢店
DISK UNION下北沢店
<渋谷>
BIG LOVE
TOWER RECORDS渋谷店
DISK UNION渋谷中古館
レコファン渋谷BEAM店
岩盤
<秋葉原>
TOWER RECORDS秋葉原店

当日は気にならなかったんですが、こう書き出すと結構動きまわってますね(笑)
あと、びっくりするほど大手レコード屋系ばかりを回ってます。結局、大手レコード屋にいけば多くの商品が手に入るのではないか、という考えの下に回ってたわけですが、改めて考えてみるとそれってどうなんだろうな、と感じる部分もあったりします(これはのちほど)

■RSD2014に参加しての感想

<様々なレコード屋に足を運んで、お店ごとの雰囲気を楽しめる>

RSDの一番の目的だったりするのですが、やっぱりこれですね。
レコード屋って店内のレイアウトは勿論、地域やお店毎に雰囲気やジャンルのような「カラー」が結構はっきりと分かれていたりするので(個人店になればなるほど)、レコードを求めて様々な店舗を巡るとそれを実感できます。

お店によってはビール飲めたり軽食とれたりする所もあるので、RSDきっかけでお気に入りのお店を見つけて、ビール飲みがてら音楽を探すなんて楽しみも見つけられますしね。

余談ですが、今回色々な地域を歩き回る中で、個人レベルの小さいけど面白い、みたいなレコード屋って本当に減ってしまったなぁと感じました。あったとしてもシニアのオーディオマニアが集まるクラシカルなレコードを取り扱うお店が多く、若い世代が良い意味でダベれる、通えるレコード屋って少ないんですよね。

(当日、こんなこと呟いてました)



<RSDを通じての人との交流>

これが思った以上におもしろかったです。
店舗毎に入荷している商品や商品数に違いがあるため、欲しいレコードをゲットするためには情報交換が重要になってきます。Twitterなんかでは「◯◯(店名)に◯◯(レコード名)がまだ◯枚残ってましたよ!」みたいな情報が飛び交っていたり、誰かが探しているレコードを見つけたら代わりに「買っておきましょうか??」みたいなコミュニケーションが飛び交っていました。

(僕自身もこんな発信をしていたり)





で、Twitterだけじゃなくて意外にも参加者同士のリアルなコミュニケーションも結構ありました。僕は一人でレコード屋を回っていたのですが、お店でレコード漁っているときに横にいた人から「何探してるんですか??」って話しかけれる事がありました。で、そこから「あ、それならあそこで見ましたよ!」「普段なにきくんですか?」「レコードプレーヤーってどこの使ってます?」的な会話に発展する事も多かったです。「お祭り」というムードに加え、まだまだレコード自体持ってる人が少ないため、「共通の仲間」みたいな連帯感が生まれていたことが理由のひとつかもしれません。(ちなみにそこで仲良くなった数人とはその後お互いにレコード貸し合ったりする関係になってたりします。)

また、参加者同士だけでなく店員さんとの交流も結構多かったです。昼間はどの店も盛況だったため話す事はあまりできなかったんですが、夕方以降になってくるとお店も落ち着いてきて、RSDのこと、好きなアーティストの事、レコードの事、等色々話をする事ができました。どのお店でも「今年のRSDはこれまでで一番人入りがすごい」って感想でしたね。

(こんな話もきけたりして面白かった)



ちなみに海外でもこんな感じ。いかにコミュニケーションが大事か分かりますね。





RSDに参加してみて思ったのは文字通り「アナログを楽しむイベント」だったなってことです。レコードを主体にしているって点がまずアナログなんですが、(通販はできないので)ひたすら足を使ってお店からお店を渡り歩き、コミュニケーションを楽しみながら情報交換をする。あくまでもwebの世界がメインではなくサブになってるこの感じ、なんとなく久々でとても心地よかったです。RSD、今年でかなりひとつのイベントとして定着した感があるので、来年更なる発展を期待しています。


■RSD2015に向けて

3回目にして話題性や認知度、参加者についてひとつの壁を超えたとも考えられるRSDですが、来年以降ますますの盛り上がりと定着をみせていくためにも今後、以下の点は改善していってほしいなぁと思います。

<RSD海外限定商品の充実>
日本よりも早く07年にスタートし、毎年の恒例イベントとしてRSDが定着しているアメリカや、レコード文化が日本よりも根付いているUKをはじめとして、海外では日本以上にRSD限定商品が沢山リリースされています(RSDのための新曲はもとより過去作のリイシューや豊富なカラーヴァイナル等)。

ただ、今年のRSD当日、それらの商品は全くと言っていいほど見つけられませんでした。実感としてRSDの参加者は若者が多かった事から洋楽がそこまでバカ売れするイメージもなかったので、なんでなんだろうと疑問に思っていたんです。そしたら店員さんとの会話の中で理由が見えてきました。

ちなみにそのあとの話として、「だから、海外のディストロやレコード屋と個人的にパイプを持ってるレコード屋やバイヤーのみがそのつてを使って仕入れを行っている」とのことでした。なるほどなぁ、という感じですがやっぱり海外限定の商品の豊富さは魅力的なので、(難しいかもしれませんが)来年は当日に海外の商品もある程度手に入るようになると嬉しいですよね、やっぱり。


<RSD参加店舗の充実>
今年でかなり参加店舗数が増えたRSDですが、高円寺だったり西荻窪にあったりする個人経営の小さなレコード屋が思いの外参加してなかった事に驚きました(その事に関するツイートしている人もいたんですが、見つけられず。。。)。また、地方ではまだまだ参加店舗が少なく、東京や大阪といった主要都市のみが大きく盛り上がっていたという印象も拭えませんでした。



個人経営のレコード屋さんは、仕入れのために店主自ら海外のレコード屋やディストロに足を運んでいるケースが多く、個人毎に海外とのコネクションを持っている方が多いという話を聞いた事があります。そういったお店が積極的に参加をしてくることにより上記の海外限定商品をRSD当日に手に入れられる機会がぐっと増えそうな気がします。また、仕事で全国出張をしょっちゅうしていて実感する事なんですが地方にも面白い個人経営のレコード屋多いですし、せっかくのお祭りなので日本全国で盛り上がったら面白いと思うので、RSD事務局には来年に向け営業活動を頑張って欲しいです。

<通販問題とRSDの主旨について>
RSD終了後、アンバサダーであるASIAN KUNG-FU GENERATIONのゴッチ氏を巻き込んで、RSD限定商品の通販について議論(これに関連するゴッチ氏のブログ)が巻き起こっていました。RSD限定商品は「RSD当日から一週間後から通販可(商品によっては2週間後」というルールが設けられていましたが一部店舗で通販やネット予約みたいなものが行われていたようです(その対象がゴッチ氏のレコードであった事から、アンバサダーとしての立場を利用し、自分のレコードの宣伝に使ったのではないか、という批判をした人がいたのですが、RSDに対するゴッチ氏の真摯な活動を見ていれば、これは誤解だと思いますし、言われなき批判だと思います)。

そもそもRSDの主旨って、「レコードを売る」ことではなくて、「経営難によって次々に街から姿を消していくレコード屋を盛り上げるため、限定商品や限定ライブをレコード屋で販売・公演することで近所のレコード屋に足を運ぶ人を増やして盛り上げよう。それによってレコード屋の魅力に気付いてもらおう」という点にある訳です(参考:TAP the DAY「CDショップやレコード屋をつぶさせないぞ!」

その趣旨から考えればやはりRSD当日からの通販やネット予約は主旨違いと言わざるを得ません。一方で手に入れられない地方はどうするんだ、という意見もあると思います。でも、RSDはやっぱりその主旨を大事にしていって欲しいイベントなので、通販という安易な手段ではなく、地方でRSDに参加するレコード屋を増やす、というRSD事務局をはじめとする関係者(音楽ファンも含む)の努力で解決すべきだと思うんです。大事なことはレコードを売る事ではなく、レコード屋に足を運ぶ人を増やす事なのだから。。。。

と同時に、FALKE RECORDSのダワさんのこのツイートにも考え曝れられました。



RSDって主旨に照らせば、個人経営の小さな街のレコード屋を盛り上げるためのお祭りなんですよね。タワレコをはじめとする巨大な資本を持つ大手レコード屋が力を入れれば入れる程、商品数も豊富なそちらに参加者が集まる傾向が強くなってしまい、小さなレコード屋に足を運ぶ人が少なくなってしまいます。僕自身、今年のRSDは大手レコード屋を沢山回っていましたが、一回目の参加を終え、少し時間を置いてから考えるともっと小さなレコード屋をいっぱい回った方が良かったし、面白かったんではないか、と思います(一方で、前回のブログでも書いた通り大手レコード屋が積極参加した事が今年のRSDを盛り上げた理由のひとつでもあると思うので、彼らがただ悪いとは思いません)。

上のツイートでダワさんも「まだそこじゃない」と言っている通り、今後もRSD定着のために大手レコード屋にも積極参加してもらいながら、個人経営の街のレコード屋の参加もどんどん促して盛り上げていく、両輪のアプローチが必要なんだと思います。


と、簡単に纏めてみました。ネガティブなことも少し書きましたがRSDは本当に良いイベントだと思うので、来年以降もどんどん盛り上がって欲しいと思います。前回のブログで、RSD2014が盛り上がった要因として僕は以下の3つの項目を挙げました。

@ゴッチ氏のアンバサダー就任
ARSDJ限定アナログのリリース増
BRSDJ参加店舗の増加

ABについては、今年の盛り上がりがあるので増える事は間違いないと思います。中でもBについては上記の通り、地方も含め個人経営のレコード屋が積極参加してもらえたら嬉しいなと思います。また、広報活動としてかなり重要になってくる@のアンバサダーですが、初代がゴッチ氏とかなり知名度と影響力がある人になっているので、来年はそれと同等、もしくはそれ以上に知名度がある人が必要になってくるのかな、と。個人的にはゴッチ氏と同じくレコード愛を公言しており、多くの世代から知名度があるサカナクションの山口氏に就任してもらえたら嬉しいな、と思います。

長々と書いてしまいましたが、RSD2014とても楽しかったです。来年も楽しめるよう、今から「RSD貯金」をしておきます(笑)
posted by Ai_Tkgk at 03:58| Comment(0) | 考察・コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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